酪農コラム/蛋白質3~飼料の加工と蛋白質の消化(2)
コラム
カプセル化 脂質や他の物質によるカプセル化は、ルーメン内での分解を減少させ高いバイパス率を牛に供給します。このカプセル化の技術(アミノ酸や尿素など)はたくさんあります。必須アミノ酸の中でメチオニン…
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カプセル化 脂質や他の物質によるカプセル化は、ルーメン内での分解を減少させ高いバイパス率を牛に供給します。このカプセル化の技術(アミノ酸や尿素など)はたくさんあります。必須アミノ酸の中でメチオニン…
–––臍帯炎の予防(1):分娩経過––– 臍帯炎の予防においてまず何よりも重要なのが「臍帯を子牛に残す」ことです。「え?無くなった方がいいものが残っていた方がいいの?…ん??」と思われた方もいるか…
はじめに 飼料の蛋白質から生産物の蛋白質へ変換する効率はさまざまである。その中でも牛乳は最も効率が良いと言われています(牛乳19~45%・卵20~36%・鶏肉12~16%・羊肉6~10%)。乳量3…
●初乳と同じく重要な「臍帯炎の予防」 前回まで長きにわたり、初乳に関する話をしてきました。分娩の管理において、初乳給与は牛の一生を決めると言っても過言でありませんので、その重要性を色々な角度から切…
ホエー チーズを製造するとき凝固しなかった液体はホエーと言います。ホエーの中には、主に乳糖、そのほかβラクトグロブリン、αラクトアルブミン、血清アルブミン、免疫グロブリンが含まれています。 …
––– 初乳に影響を与える環境の要因––– 初乳に関する話もいよいよ残り少なくなってきました。ここまで、以下の通り大きく4つのカテゴリーに分けて話を進めていますが、最後は環境の話になります。 …
はじめに 最適な蛋白質の給与は乳牛の生産性に大きな影響を与えます。しかし、過剰な蛋白質の給与はコストが増加し、生産性を低下させます、蛋白質を給与しすぎると体内に窒素が過剰に蓄積され、尿や糞で排泄さ…
––– 初乳に影響を与える母牛側の要因 (続き)––– ● 血中IgG量 こちらは以前のコラム(初乳中のIgGを増やす方法 –– 2.分娩前母牛へのワクチン投与:http://www.tai…
現場の実例 日本では尿素はおよそ15-20年前に乳牛の飼料に使われました。その後、いくつかの乳牛の牧場において急性尿素中毒の発生の報告があり、徐々に乳牛の給与メニューからは消えていきました。 …
––– 初乳中のIgGが減ってしまう要因 (続き)––– 4.疾病などによる乾乳期間中の体重減少 疾病など何らかの原因によって乾物摂取量が低下する、または低下はせずとも消化吸収に影響があるこ…